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ハンドメイドのパーツ

ポリマークレイで作るハンドメイドパーツは色んな種類がありますが、どのパーツを作るときも心掛けているのは丈夫なこと!軽くすることを考えたらできる限り薄く作った方がいいのですが、購入して下さったお客様のお手元ですぐに壊れてしまったらがっかりさせてしまうし、長く楽しんで頂くためにも最優先にしているのは丈夫さです。

ハンドメイドの蝶のパーツ

乾燥させるタイプのクレイだと、しなやかさがあって割れにくいものもありますが、ヒートドライタイプのクレイは丈夫だけど薄かったり細かったりすれば割れるリスクは高まります。
細いパーツを作るときにはパーツ全体にピンを通すようにしています。ガラス製のトンボ玉を作るときに異質なものが入っていると焼いたときに割れてしまいますが、クレイの場合、金属、木、ガラス、紙、瀬戸物、等々。オーブンで一緒に焼いてしまえるものはいくつかあります。でも細くなればなるほど、金属ピンにクレイがなじまず形成するのは神経をつかいます。
人気のある蝶のパーツを作るとき、クレイの間にはできる限りピンを挟んで骨太な蝶にしています。
アクセサリーを作るときに使うTピンや9ピンの切れ端を取っておいてクレイの間に挟むのです。
仕上がったパーツだけを見ていると中がどうなっているのか見ることは出来ないのですが、このひと手間は絶対譲れない部分です。
クレイの中には透ける半透明粘土があるのですが、そのクレイを使用して作った場合には中にピンを挟むことが出来ません。光に透かしたときに中に仕込んだピンが見えてしまうからです。
半透明クレイを使用した時には仕方ないので、焼き上げてニスを塗った後、UVレジンで加工することで強化しています。

蝶のパーツの仕上げ

中にピンを仕込んだら上にまた同じ蝶のクレイを乗せてなじませます。
クレイは空気を含んでしまうと焼いたとき、お煎餅みたいにプクーっと膨れてしまうので空気をしっかり抜いて異質なピンもしっかりクレイと一体化させて段差などがなくなるようになじませます。
クレイのパーツは焼成後でも穴を開けることが可能です。
蝶のパーツの場合には9ピンを仕込むことが多いのですが、穴を開けるタイプのパーツの時には焼成前に開けておくのが理想です。
焼成後にはクレイが固くなるので、穴を開けるのにも少し手間がかかります。
穴を先に開けておくと焼成後のニス作業の際、穴に爪楊枝を刺してニスを塗ることができるので作業性が上がります。
店舗のクレイレッスンでは、ちょっとしたコツも含めレッスンをしています。


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