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ポリマークレイツール

ポリマークレイをする際に使うツールには数えればきりがないほど色んなものがあります。ローラーやスライサー、ニードル、ルーラー……その全てを揃えるのは金額的にも大変ですし、保管場所も必要です。何より材料のクレイも全色揃えるのはもっと大変。クレイだけは代用がきかないのでツールは代用できるものを使えばご自宅で楽しむことも可能です。ここではクレイに使うツールなどのご紹介をさせて頂きます。

クレイミキシングマシン

クレイを練る時、アクリルローラーを使うこともできますが、少し時間がかかります。
素手で一生懸命練り続けることもできますが、この方法は手を痛める結果にもつながります。
クレイを練ったり均等な厚みに伸ばしたりするツールがクレイミキシングマシンです。
写真のものは実はパスタマシンなのですが…
私が愛用しているのはMARCATOパスタマシン・アトラス150というタイプです。
利点としては食品を扱うツールだけあって、ローラー部分の汚れがとても掃除しやすく、あっという間にキレイになるので作業効率も凄くいいんです。
私は全てをオリジナルレシピで作るのでクレイミキシングマシンである必要性がなく、サファイアのクレイの生徒さんも皆さんアトラスを購入されています。(笑)
デメリットとしてはクレイミキシングマシンとパスタマシンでは目盛りの数や厚みが微妙に違うので市販の書籍などのレシピを使う場合に混乱が生じてしまうかもしれません。
同じパスタマシンでもメーカーが違うとやはり目盛りの数が違う場合があるようです。
店舗にレッスンにいらっしゃる生徒さんの多くは、このパスタマシンを使うのが楽しみなんだそうです。
厚みを示す目盛りは0から9まで。数が大きくなるほど薄く伸ばせます。
物凄く酷使する私で、5~6年で1台使い潰します。普通にご自宅で楽しむ程度なら1台購入すれば一生使えるかもしれませんね。

その他のツール

右側からアクリルローラー、スライサー、ニードル、ルーラーです。
クレイツールのごく一部です。
この他にもモールドやクレイカッターと呼ばれるクッキーの型のようなもの、細工棒やモデリングツール(歯医者さんが使っているようなツール)など数えたら本当にきりがありません。
アクリルローラー。空洞のものと中が抜けていないソリッドタイプがありますが、私が使っているものはソリッドタイプ。
中が空洞のものよりもずっしりと重みがあるため扱いやすいです。
このアクリルローラーを代用するには100円ショップの粘土ののし棒がいいと思います。
長くクレイを続けていくなら、アクリルローラーのソリッドタイプのご購入をお勧めします。クリアで下のクレイの模様が良く見えるので製作するには色々と便利です。
スライサーはクレイ専用品を使っています。ご自宅で代用するならカッターの刃の部分だけを取り出して使う方法がありますが、専用スライサーは薄くできているのでミルフィオリを薄くスライスするときにはとても使いやすいです。
ニードルは穴を開けたり、クレイに筋を付けたりするときに使います。
少し太くなりますが、代用品には目打ちや爪楊枝がいいです。特に爪楊枝はクレイのつなぎ目をならしたりする時には、個人的に必須です。
そしてルーラー。お菓子作りをされる方には珍しくないツールです。
厚みが0.5mm、1mm、1.5mmと何種類かあるのですが、クレイミキシングマシンやパスタマシンがない場合にでも均等にクレイを伸ばすことができます。
これの代用品は竹串などを使ったりします。ご自宅にある定規の同じ種類を二本用意すれば、これも代用品になります。
この他クレイカッター。クレイ専用の抜き型は価格も少しお高め。かといってクッキー型を代用するとサイズが大きくなってしまうことが多いので、キャラ弁を作るときに使う小さめの抜き型が便利です。

ポリマークレイ

当店で使用しているのは主にPremo!とSculpey。
色々ある中でこのクレイを使用する理由は、とにかく扱いやすいから!です。
ベタベタしにくく、練りやすく、まとまりやすく、汚れにくい。焼いている時に異臭が出ることもないので、ご自宅のお料理用のオーブンで焼けてしまうんです。
毎年のように新色が出たりするので、全色揃えるのはさすがに大変です。店舗ではレッスンをするので常に全色揃っていると思われる方が多いのですが、場所も取るため全色揃っていたことはありません。あれば便利だけど基本的には混色して作ればいいので基本色と変わりがきかないカラーだけ揃っていればそれほど困ることはありません。むしろ混色して好きなカラーを作る工程もとても楽しい作業です。

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