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レッスンでの注意点!?

ポリマークレイのレッスンを行う上での注意点や私の拘りポイント。生徒さんに言われてはじめて、ああ、それ拘りなんだ~と、気付いたものも含めていくつかお話したいと思います。

レッスンでの服装

別にドレスコードがあるわけではありません(^^;)
比較的冬に多い注意ポイントなのですが、寒いとフワフワ―っとしたセーターなどを着たくなりますよね。
ですが、モヘアなど、少し動いただけでも細かい毛が抜けてしまう服は作業をしている時に気付かずにクレイに練りこまれてしまうことがあります。
運が良ければ気付くこともありますが、取り除けずに焼いてから気付くのでは作品の仕上がりにひびきます。
なので、レッスンに来ていただく際にはサラっとした服で来て頂くようにお願いしています。
これは、ペットを飼っている方にも共通することなのですが、
どうしても衣類にペットの毛がついてきてしまうので、お出かけになる時玄関先での粘着テープなどでの除去を行ってから来て頂いています。
当店でのレッスンはミルフィオリなどを作って頂いたあと、使わなかったクレイは基本的にお買い上げ頂かずお店に残して帰って頂くので、
残ったクレイに異物が混入するとその後商品として制作できなくなってしまいます。
近頃クレイの入手が困難になってきているので、残ったクレイもお店にとっては貴重です。
レッスンをご希望の皆様には是非ご協力いただければと思っています。

ご持参いただくもの。

店舗で販売しているクレイパーツに金具がついているものがありますが、一緒に焼成していると言うと驚かれる方がけっこういらっしゃいます。
家庭用オーブンで130度で30分を目安に焼くので、金属、木、ガラス、瀬戸物、紙などを一緒に焼くことが出来るんです。
何かの上にただ乗せただけで接着仕上げをすると、落下等の衝撃で外れてしまうことがあります。
ですから、可能な限り金具等を入れ込む形で仕上げています。
レッスンにきて頂く際には自宅に余っている金具類を持ち込んで頂く事も可能です。
もっと言うと、店舗で金具等を購入頂いて無駄なお金を払うより持ってきた方がいいですよね。
一時マイブームで使ってたミール皿とか何気に過剰在庫になっていて捨てちゃおうかなって思うものなどがあると思います。
金具の色が変わってしまって使えないものなども、もしかしたらあるかも。
でもクレイの土台として使う分には変色していても問題ないので、使えそうなものがあるなら是非持ってきて再利用してみてください。

ベビーオイルは使わない。

クレイを練る時、油分が足りないとポロポロとまとまりづらいことがあります。
フィモソフトなどは特にその傾向が強くまとめるためにベビーオイルを加えましょう!というアドバイスが本などにも書かれていたりします。
私は基本的にベビーオイルは使いません。
油分が多くなれば焼成時に焦げてしまうかもしれないし、万一作品の仕上がりにひびいたら嫌なので。オイルを加える量も明確にどのくらいって言えないし。以前は液体粘土を混ぜて練っていました。
今はコンディショニングクレイなども販売されていますし、応用できるものも多いと思います。
そのほかに、モールドを使用する際ベビーオイルを塗ってクレイを入れる。なども一般的。
ですが、私はやっぱりベビーオイルは使いません。
かといってタルカムパウダー的なものも使いません。
当店で使うのは専らアルコールスプレーです。
マシンの掃除にもモールドにもアルコールスプレーを常に使っています。
キレイにもなるし一石二鳥です。
でもアルコールを使うなんてどこにも書いていないと生徒さんから言われて改めて色んな書籍を確認したら、確かにそんなことは書いていませんね。(笑)
自分では当たり前になっていることが、意外と拘った部分なのかもしれません。

クレイについた指紋

焼成する前のクレイには指紋がつきやすく、確認しないで焼成するとくっきり指紋が模様のように付いたまま完成してしまいます。
私はオーブンに乗せた最終段階で、クレイを拭ってあげるようにしています。
途中で拭ってもオーブンに乗せる時に結局指紋がついてしまうので、もうこれ以上触りません。という段階で拭います。
ニトリルグローブなどを装着する!という手もありますが、これも結局グローブ痕がついてしまうので、その場合にもオーブンに乗せたときに拭わないといけません。
自分用のアクセサリーパーツならそれほど気にしなくてもいいかもしれませんが、販売用となると、やはり仕上がりの美しさは重要です。
より素敵な作品を作るようにするためにはクレイの特性を良く知ってあげることが大事ですね。


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